豊商会のブログをご覧の皆様、癒しのCamp Life第8回です!
最近は暑かったり寒かったり気温の差が激しくて参っちゃいますね~(^_^;)
早く暖かさが安定して欲しいものです。皆様も体調崩さないようにして下さい☆
さて今回は、前回に引き続きオイルランタン、灯油ランタンをご紹介していきたいと思います☆
ご紹介するものの中に今、私が密かに狙っているものもございます ( *´艸`)
それでは、後編スタート~!!
まず最初にご紹介するのはコチラ☆
E.THOMAS & WILLIAMSのマイナーズランプです!!
このシルエット、どこかで見覚えありませんか?( *´艸`)
そうです、あのジブリ作品【天空の城ラピュタ】の劇中で、パズーとシータが目玉焼きパン食べる時に置いてあるヤツです!
最近のオイルランプ人気の中でも、前回ご紹介したFEUER HAND、DIETZに次いで人気のある物ですね☆
ただし、お値段が結構高めなのでキャンパーの間では、完全なる贅沢品とされています(^_^;)
1860年にイギリスはウェールズで誕生したメーカーです。
呼び名も様々で、マイナーズランプ、カンブリアンランプ、セーフティランプ等々と言われていますね。
マイナーズランプは【Miner = 炭鉱夫】の方たちが使用していたものなので、マイナーズランプと言われています。
カンブリアンランプもセーフティランプも、そう言われる理由がありますが、そこは興味のある方は調べてみましょう!
ちなみにこのマイナーズランプはもう一社、1815年創業という老舗の名高いメーカーがあります。
こちらもイギリスで誕生した、JD Burford Miners Lampです。
こちらのメーカーは現行品で様々なカラーリングのモデルを販売していますので、興味のある方は調べてみて下さい☆
実はこのマイナーズランプ、凄い機能が備わっています。(現行品にはその機能は無いです)
1814年以前(マイナーズランプが開発される前)までは、炭坑内の灯りはロウソクを使用していました。
炭坑内はメタンガスが発生します、そのガスにロウソクの火が引火して爆発事故が絶えなかったそうです。
そこで開発されたのが、マイナーズランプ。詳しく説明すると大変なので、ザックリと(笑)
要はいつガスが出てきたのか?その濃度はどれくらいなのか?それが分かれば未然に事故は防げるはずだという事で、炭坑内のガスの濃度によってランプ内の炎の色が変化するような仕組みにしたのです。
詳しく知りたい方は、調べてみて下さい☆ 結構すごい発明品なんですよ!
今回は1つ目なのに語ることが多いな~(笑)
次は、ちょっと趣が今までとは少し違う感じですが、れっきとしたオイルランプです。
ちなみにこれが、今私が密かに狙っている代物です( *´艸`)
点火後→
どうですか?美しくないですか?( *´艸`) オールブラス製、もう素晴らしいの一言☆
こちらは1922年にオランダの港湾都市ロッテルダムで誕生したDen Haan Rotterdamのカーゴオイルランタンです。
そもそもこのメーカーは船舶関係器具の会社なんです。
船上で使用されてきたからか、Ship Lampなんて呼ばれたりもします。
オイルランタンはこのモデル以外にも何種類かありますが、私はこのモデルが好きですね☆
ちなみに、このメーカーは玄関灯にも使えるように中をLED球仕様にしたものもあります(笑)
では、オイル、灯油ランタンシリーズ前編後編とご紹介してきましたが、最後を飾るのは圧力式灯油ランタンでしょう!
まずは灯油ランタンと言えばコチラ!Petromax HK500です!
1910年ドイツにて誕生してから100年以上、ほとんどデザイン、構造、変わっていません!
あのColemanでさえ、年代によって各パーツの改良や材質の変更等をしてきたのに(^_^;)
これ、凄いことですよ?時代は流れ、便利な世の中に日々変化していくなかでここまで変わらないって。
それだけ、誕生した時には既に完成されていたという事……天晴れ。
いぃ~やぁ~それにしても綺麗ですよねぇ~(*´▽`*)
灯油ランタンは、いつかは欲しいなとは思っているのですがメンテナンスが大変だったり、点火するのにひと手間掛かったりと、ちょっと敬遠しがちなんですよね (^_^;)
灯油ランタンは、プレヒートと言って点火する前にタンクから燃料が通るジェネレーターを暖める必要があります。
このプレヒートを怠ったり、暖めが弱いと笑っちゃうくらい見事に炎上します(笑)
ただ、明るさは抜群に良いですよ!サイトに1台あると全体をしっかりと照らしてくれますからね☆
この後も2つほどご紹介しますが、私の思う灯油ランタンの共通点が、本体がとにかく芸術品かの様に美しいです☆
そして、ColemanやSEARS、AGMなどのランタンにはない機械感がありますね。
続きましてはこちらのメーカー、VAPALUXです!
こちらのモデルは先程のPetromaxより見た目はシンプルな感じですが、やはり綺麗です☆
1897年イギリスにて、前身会社WILLS & BATESという会社を設立し、1910年頃からランタンの設計・製造を始めるのですが、実はこの頃はまだ自社モデルが存在していないのです(^_^;)
同じイギリスのランプ、ランタンメーカーで、Tilleyというのがあるのですが、そのTilleyの下請けでランプやランタンの金属加工部品の製造をしてました。
そして、1937年に名機【E41】が誕生します!!この金色に輝く個体ですね☆
まさにこれが、VAPALUXの起源であり、今なお人気が高く復刻版も出るほどです。
ですが、わずか2年後の1939年から軍事用サプライヤーとして軍用モデルを製造する事になり、1946年には他社と提携しランタンを製造、1968年に提携事業が終了し、やっとVAPALUX1本でやれる!と、しかし29年後の1997年に他社グループにVAPALUXブランドを譲渡する事になってしまうのです。
現在は韓国で、320というモデルを製造しています。
メーカーそれぞれに、色んな歴史があって本当に深いですね☆
そして最後はコチラのメーカー、1899年スウェーデンで誕生したOptimusです!
こちらのOptimus、何か感じますか? はい、実はPetromaxと、ほぼほぼ一緒です(笑)
諸説ありますが、PetromaxのHK500というモデルが人気で、Optimusからも同サイズのランタンを出そう!
その結果がこれになりました(笑)何というか捻ることもせず、まんまな感じが潔い(笑)
そもそもOptimusは、ケロシンバーナーやストーブ等の燃焼器具のイメージが強いかなと思います。
現在はOptimusのランタンはもう全て廃盤になってますので、希少性はかなり高いです!
廃盤になってるので、もし修理をするとなった時、本来では純正パーツは不動品ランタンなどから取るのが普通ですが、さすがにこれだけPetromaxに寄せて作られているのでパーツサイズも、Petromaxとほぼほぼ一緒なので流用できるパーツが多々あるからメンテナンスの心配は無いという(笑)
とは言っても、流用出来ないパーツもあるみたいなので、その時はショップ等に持ち込めば意外と自作でパーツを作成している方も居るので相談してみるのが良いかと思います。
Petromax、欲しいなぁ~でも結構持ってる人多いしキャンプサイトで被りたくないなぁ~って方は是非ともOptimusをチョイスしてみては、いかがでしょうか?(^-^)
はい、それでは2回に渡りお届けしてまいりました、オイルランタン、灯油ランタンシリーズ。
いかがだったでしょうか?気になるランタンはありましたでしょうか?
どのメーカーも1世紀以上の歴史があるので、本当に奥が深いですし、時代背景が垣間見える感じが堪りません☆
私はいつか、Den Haan RotterdamのカーゴオイルランタンをGETしたいと思います(笑)
その時はまた、ここでご紹介しますね☆
あ、でも今月中にアレが完成するんだよなぁ~( *´艸`) Camp Life第3回の時にちょこっと話したやつ☆
しかも、さらにその次の1台も実は決まってまして、メンテナンスのスケジュールも組んであるしなぁ……
こりゃ~Den Haan Rotterdamはしばらく、おあずけになりそうです (^_^;) まぁ~いつかね☆
それでは、今回のブログはこの辺で……
次回は【薪・焚き火】について色々とお話してみようかなと思っています☆
ではまた、次回をお楽しみに!!