☆☆☆~ 癒しのCamp Life #10 ~☆☆☆
2021.04.12藤沢SS
豊商会のブログをご覧の皆様、癒しのCamp Life第10回です!
前回は薪・焚き火についてお話しましたが、正直まだ語り足りてないので、いつか魅力についても書きたいと思ってます☆
そちらも、どうぞお楽しみに!!
今回のブログはランタンシリーズです☆ キリの良い第10回ですが、それに相応しい個体が遂に完成しました!!
出逢いから、メンテナンスを依頼して、解体されて、綺麗にして頂いて、バッチリ調整までして頂き手元に来るまでの模様をお届けしたいと思っておりますので、最後までお付き合いください☆
まず、今回のモデルは【1964年2月製 Coleman Canada 220E Flood-Lite】です!!
多少ヴィンテージランタンをご存知の方は、このモデル名で『おぉっ!?』っとなるかと思います☆
この子との出逢いは、癒しのCamp Life#3でご紹介したランタン、Coleman 220Dのまだ埃の被った状態の現物を拝見しに、昨年の11月4日にお世話になってるランタンショップへ行った時の事でした。
その日の目的はもちろん220Dなので、手に取ってみては、あーでもないこーでもないとオーナーとランタン談義をして、ひとまず220Dのメンテナンスの依頼を済ませ、コーヒー飲みながら一息ついて雑談しながら棚を眺めると、まだメンテナンスのされていない在庫のランタン達がひしめき合っている中の奥の方にその子は、ひっそりと佇んでいたのです☆ (*´▽`*)
その時は220Dにゾッコンでしたので、『あ、Canada220Eだぁ~』くらいの感じで、手に取る事もせず、ただ見るだけ。
ですがその翌週末にグルキャンをして、キャンプ後に仲間とランタンショップへ行くと友人がオーナーさんと談義してる中、私は店内の色々なモデルを見るのですが、何故かあのCanada220Eに目が行ってしまう自分がいました。
これは、ちょっと手に取ってみるか......ズッキューーン!!はい、私、この子を手に取った瞬間、絶対我が家に迎えねば!!っと何の根拠もなく感じてしまいました(笑)
この後半の一文だけ見ると完全にペットショップでの話か?って感じですが、ランタンです(笑)
手に取った時の220Eはこんな感じです。
左が正面で右が裏面
パッと見は綺麗ですが57年前のモデルなので錆は結構ありますし埃により、若干白っぽくなってます。
もちろん何年もの間、使用されていなかった為、完全に不動品状態です。
何か運命的な物を感じた私は、そこからオーナーとこのCanada220Eについて色々と話しました。
まず、モデル名にもあるようにこのランタンはアメリカ製ではなく、カナダ製です。
この220シリーズの歴史は古くColemanのあらゆるモデル史上、最も長く製造されたシリーズになります。
1927年はアメリカにてファーストモデルが誕生し1983年まで実に58年もの間、愛され続けた通称【レジェンド】
さらには、このベンチレーター(上部の傘部)とタンク(下部の燃料入れる所)の色が『赤』というのはアメリカ製には存在せず、カナダ製のみでこの220Eとその後継機モデル220Fの初期にのみ存在します。
製造期間が短く、個体数が少ないので希少性が高いモデルになります。
極めつけは、タンクの素材が鉄製と真鍮製の2パターンがあり、割と世間に出回っている個体の多くは鉄製タンクのモデルが多く相場もそこまで高額ではありませんが、私が出逢ったこの子は何と、真鍮製タンクだったのです!!( *´艸`)
正直、値段もそこそこするモデルなので、もしタンクが鉄製だったら諦めようと思っていましたが、オーナーに確認して貰ったら見事に真鍮でしたので、ヨシ!!次は君だ!!と心に決めたのでした☆
そんな出逢いがあり、12月6日に頼んでいた220Dが完成して受け取りに行った時の帰り際に、再度220Eを手に取り数か月後に必ず迎えに来るからな!と約束をし、オーナーには『他のお客さんに見付からない様に隠しておいて下さい!』とだけ伝えました(笑)
それから年が明けて、1月10日に新年の挨拶をしにショップに行った時も、誰にも見付からない様にひっそりと奥の方で佇んでいました☆ そんな姿に愛おしさすら感じてしまいました(笑)
次の220Eのメンテナンスのスケジュールをオーナーと相談して春先3月中旬~4月初め頃までの間で仕上げましょう!という事になり、3月半ばからメンテナンスがスタートしました!!
ここからは、220Eの変貌をメンテナンスの手順を追いながらご紹介していきます!
まず、解体前の主要パーツ部の状態はこんな感じです、如何にも不動品 (^_^;)
こんな状態のものを、最初の画像の状態から全てのパーツを解体していきます。こんな感じに ↓ ↓
実はタンクに昔のColemanのロゴが刻印されてるんですよぉ~☆
次の工程はこの解体されたパーツたちを洗浄して、乾燥させ、交換が必要なパーツはモデル、年代を合わせてもらう。
クリーニングと乾燥が完了すると、こんな感じになります☆ ↓ ↓
これでも、充分な気もするのですがオーナーさんは一切、手を緩めません!この後が本当に素晴らしいです☆
この次が、バッフィング作業、つまり研磨、磨きの作業ですね。ホントね凄いのよ、この技術。とくとご覧あれ! ↓ ↓
ちなみに今回のバッフィングで、一番鳥肌が立ったのがこの画像 ↓ ↓ ↓
このマイナス頭の鍋ネジ、ヤバくないですか!?中々に小さいネジですよ?こんなの磨きます?(笑)
あと3枚目のタンクの鏡面具合ったらもう~堪んない!! ホント良い仕事するんですよ~
私はもうランタンに関して、ここのオーナーには絶対的な信頼を置いていますし、毎回そうですが期待以上の仕上がりを見せてくれるので、一生頭が上がりません(笑)
そして、この一つ一つ解体されて、綺麗に磨き上げられたパーツを組み立てていき、遂に完成したのがコチラ!!
どうですか!?美しすぎませんか!?芸術的な仕上がりですよ...。
四方向からの眺め......正面も良いし、後ろ姿も良いし、横顔も素敵☆ ( *´艸`)
左上はタンク内部、右上は点火テスト、下2枚はグローブです。
タンク内は錆も無く、点火は安定性もあり絶好調、グローブの磨きはかなり神経質に扱わないといけないと思うので、ここまで綺麗にして頂いて本当に感謝しかないです☆ 割ったらシャレにならんです......結構お高いものですので。
そうして無事に我が家の一員として、これからのCamp Lifeを共に過ごして行く事になりました☆
今回も長くなりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました!!
来週ソロキャンに行く予定なので、220D、220Eのキャンプデビュー戦、行って参ります!(*^▽^*) /
贅沢な灯りの雰囲気をお伝え出来る様な良い写真が撮れる事を願っていて下さい☆
それでは、今回のランタンシリーズブログはこの辺で......
次回は新しく仲間入りしたランタン2台を連れて行った、ソロキャンの様子をお届けする予定でしたが、キャンプ後から次回のブログ投稿までの作成期間が短い為、『癒しのCamp Life番外編』と題してキャンプネタとは、ほぼ関係のない話題なんですが、私と同世代の方には堪らないネタがありますので、そちらを投稿しようかな~なんて思ってます(笑)
220D、220Eのキャンプデビュー戦の模様は来月の投稿になるかと思います☆ ( *´艸`)
楽しみに待っていて下さい!
それでは、次回もお楽しみに!!